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芸術祭鑑賞にも 伊参オートキャンプ場 2023夏

妻が群馬県で開催される中之条ビエンナーレに行きたいと言い出した。
2月のスウィートグラスでのキャンプの際にワークショップを行なわれていた山形敦子さんという現代美術作家さんが出品するから観に行きたいと思ったようです。
当初は日帰りで行こうと考えていたのですが、仕事の予定が’変わり1泊2日も可能になった。
ならばどこか近くでキャンプもしたいと自分が言い出し、急遽キャンプを計画したわけです。芸術祭の会場となる群馬県中之条で検索するといくつかのキャンプ場がヒットしましたが、その中に芸術祭会場のすぐ近くと思われるキャンプ場がありました。
それが今回利用したキャンプ場=伊参オートキャンプ場です。
廃校となった中学校の校庭をキャンプ場に活用しているそうで、ちょっと面白そうじゃないですか。

なんて思って予約サイトを見てみると、そのものズバリ「中之条ビエンナーレ期間特別プラン」なんてのがあるじゃないですか!?
通常利用料金1泊3000円〜が2000円に値下げされている!!
その代わりにチェックイン17:00〜チェックアウト09:30までとかなりタイトな利用時間制限。
連泊の場合でも、昼の間は場内に居られないようだ(テントは設営したままでかまわない)。

まぁ自分達の場合は中之条ビエンナーレを観るのが目的で、今回は元々早めにチェックインする気がなかったので好都合。
ちなみにこの利用時間制限に関する確認案内のメールが、利用4日前に届いた。
もちろん予約時にこの条件はしっかり見ているし納得して予約はしています。
ですが、キャンセル料は3日前から発生するそうなので、そのタイミングで確認しているようです。
随分と良心的なキャンプ場だなと感心した。
我が家はもちろんキャンセルなんてするわけないけれど(笑

当日は何も考えずにカーナビの示す通りに関越道渋川伊香保インターで降りて一般道で中之条に向かったが、本当は上信自動車道という自動車専用道路を通行した方が良かったようだ。
この上信自動車道とは信号の無い高速道路のようなものだが、通行料は無料。
その、上信自動車道の「箱島インター」から約20分でこのキャンプ場に到着できるようです。
混み方によって変わるでしょうが、たぶん15〜30分は短縮できたんじゃないかな?
よく調べずに行って失敗しました。

ちなみにビエンナーレとは2年に1度(トリエンナーレならば3年に1度)開かれる国際美術展覧会のことで、一人の作家のみによる個展と違いとても多くの作家が参加するものです。
開催地の町おこし的な側面もあり、この中之条ビエンナーレでは中之条の中心市街地や伊参地区や四万温泉などなど広範な地域で催されています。
今回の自分達は先ず手前にある中之条の街中を目指し、中之条にてビエンナーレのパスポートを購入。
そのまま中之条市街地の作品を観て回る。
かなり大量の作品を観たが、印象深い作品を抜粋して紹介してみます。
(作者の敬称は省略させていただきます)
桑山彰彦 「そこから見上げる水平に見下ろす」

この作家さんとはビエンナーレ会場外のカフェギャラリーnewrollでお会いして色々お話も伺ったが、独自の視点で立体を再構成するとても面白い作家さんでした。

昼食はそのまま中之条市街地の「竹の家」にてカツ丼

ロースカツを卵でとじた普通のカツ丼も美味かったが、このソースカツ丼が特に美味かった!
自分はあまりソースカツ丼が好きではないのですが、このお店はソースがあっさりしていてヒレカツもとても柔らかい。
これはお薦めです!

次の地域に移動する前に、ヤオコー中之条店にて夕食のための買い出し。

品揃えも豊富で、伊参でのキャンプはここで買い出しするのが無難だと思う。

伊参エリアに移動して先ずは霊山たけやま
関美来 「景色を生む」

廃校になった伊参小学校に移動して
大貫仁美 「かつては少年であり、少女だった」

山形敦子 山の風景2023

今回のきっかけになった作家さんです。

こんな感じでガッツリ作品を観て回ったらあっという間に夕方になってしまいました。
旧伊参小学校から、近くの旧伊参中学校に移動です。
入り口から入って向かって右側が旧伊参中学校の校舎で現在は伊参スタジオとして活用されています。

ビエンナーレ期間中はこの伊参スタジオも会場として作品が展示されているのです。

そして向かって左手側が旧グラウンドで、現在は改修して伊参オートキャンプ場として営業しているわけです。

自分達が到着したのは17時10分前
ビエンナーレは17時まで観ることが出来るが、わずか10分で慌ただしく観るのはほぼ不可能。
逆にキャンプ場のチェックインは17時からとなっているのです。
となれば時間前だがチェックイン手続きするのが賢明でしょう。

早速管理人さんが出迎えてくれる。
規則に厳しいところだと、わずか10分でも絶対に許してくれないようなところもありますが、ここはそんな小煩くありません。
先ずは区画の場所決めです。

秘密基地サイトは面白そうだが連泊で既に入られているようで、どこが良いかを思案する。
せっかくだから廃校舎がすぐに見られる1-1が良いと思ったが、そこは金網で囲われたペット用の区画。

そう言えば予約時に「ドッグフリーサイト」と一般が分かれていたが、自分は一般で予約していた。
無理なんだろうなと思いつつ念のために聞いてみたらアッサリOK!
今日はペット同伴の利用者はいないので構わないと言ってくれました。
いろんな意味で融通が効く良い管理人さんですね!

場所を決めたら受付

利用規約等簡単な説明を受けます。
「通常は10時チェックアウトですが、今回は特別プランなので9時半チェックアウト。」
「夜21時以後はサイレントタイムなので、周囲に’迷惑をかけないよう静かに過ごす、ただし消灯時間ではない。」との説明。
こういうマナーが設けられていて且つそれを最初に説明していると、利用者のマナーアップに繋がると思います。
とても素晴らしい!

ちなみにこの受付棟では簡単な食料や道具等も販売している。

正直、お世辞にも品揃えが良いとは言えないので事前の買い出しはシッカリと!
ただ「炭は詰め放題で300円」と自信たっぷりに言っていたので、コスパ良さそうです。
まぁ今回は時間が無いので、BBQ等の時間がかかる料理はしないので、次回以後のお楽しみという事で…

そう! 時間はありません!! 受付を済ませたら、どんどん設営しなければ!!
残暑はまだ厳しいものの9月も中旬ともなれば陽が暮れるのは早い。
それに実は自宅出発前に見た天気予報によれば、18時頃から雷を伴った雨が降るかもしれないのだ!?

今回のテントはTassoそれもT/Cではなくポリエステルの方です。
もちろん雨を警戒しての選択です。
雨を警戒してスカートも全てペグ打ちするなど、思ったよりも設営に時間がかかってしまった。

とは言え結局18時を回っても雨が降る気配は無い。
これはラッキ〜♪

設営が済んだら、早速夕飯の準備に取り掛からねば!
今回はウドンを煮て、スーパーで買った惣菜=天ぷらとトマトだけというシンプルメニュー

時間短縮でカップラーメンでも良いかな?と思ったのだが、妻に「流石にそれは…」とダメ出しを食らったのでもう少しはまともな食事にしました(苦笑

いつもだと食後はノンビリとコーヒータイム。
しかし今日は時間が無い。
チェックインが17時と元々遅い上に、21時以後はサイレントタイムと決められています。
食事を終えて既に19時半、残り時間はもう1時間半しか無い!?
とにかく先ずは食器を洗ってしまおう。

炊事棟は廃校舎の裏手にあります。

写真の向かって左が廃校舎で、炊事場は右側の小さな建物の中です。

校舎と炊事棟の間を通って、渡り廊下から炊事場には入ります。
この炊事棟にシャワールームやトイレも入っています。
で、この炊事棟は伊参スタジオと共同の施設のようなんです。

写真には写っていませんがこの両側にもシンクがあります、お湯も出ます。
中央のバカでかいガス炊飯器といい、どこからどう見てもスタジオ側の設備としか思えないでしょ?
食器用洗剤等色々ありますが、使って良いのは「伊参オートキャンプ場」と書かれてあるものだけです。
電子レンジとかを使って良いのかどうかは聞いていませんが、ゴミ箱の使用は禁止されています。

ちなみにトイレはウォシュレット

清潔に使われているので、女性でも安心。
ただし個室数は少ない(男子だと1つ)のが欠点。

とりあえず、食器等を洗い終えて一旦自分達の区画に戻ると、まだと言うべきか、もうと言うべきか20時10分前。
他の利用者はまだ食事中のところも多いようだが、サイレントタイムまではもう1時間ちょっとしか残っていないのだ。
となれば早々にシャワーを浴びるのが良いだろう。
妻に話すと、男女ともに空いていたというのだ。
おぉ〜さすが女性はそういうところのチェックがしっかりしている。

洗い終わった食器等を片付けたら、炊事シャワー棟にもう一度戻る。
ところが男子のシャワールーム入り口には使用中の札がかかっているではありませんか!?
食器等を片付けているわずかの間に別の利用者が来たのでしょう。
仕方ないのでこのまま炊事場で順番待ちです。
ところが先客は中々出てこない。
入口は男子女子それぞれ1箇所ずつで、そこに使用中の札がかかっているってことはシャワーは1つずつしかないのかな?
それにしてもシャワーの流水音も聞こえてこない。
もしかしたら札を戻し忘れただけで空いているのかな?などと思ってノックをしてみた。
反応が無い。
ならばと思いドアを開けてみたら、脱衣場だった。
奥からはしっかり水音が聞こえてくる。
仕方ないのでまた待つことにする。
しかし、やっぱり出てこない。
おいお〜い、21時までしか時間が無いんだしこういう公共の場では長湯はやめようよ〜
30分近く待っても出てこないので、脱衣場内のドアをノックし待っていることをアピールしてやっとシャワールームが空いた。
急いで衣類を脱いで、シャワールームに入ると…
ん? あれ?
シャワー? シャワーは写真に写りきっていませんが、2口備えられています。
そして奥には浴槽!?
キャンプ場予約サイトのなっぷの設備欄ではシャワーと紹介されているんですけどね(苦笑
浴槽を使って良いのかどうかは聞いていないのでわかりません。
シャンプー・ボディソープは伊参オートキャンプ場と書かれているものが有ったので、それは利用可能。
脱衣場にはドライヤーも有ったけれど、これは利用可能かチェックし忘れました。
ジックリ観察する余裕は無く、10分かけずにシャワーを終えた。
次の利用者が待っているかと思ったが、誰も待っていなかった。
この設備も伊参スタジオと共用なんだと思います。
と言うか伊参スタジオが先に作ったのを、後から設立した伊参オートキャンプ場が便乗させてもらったんだと思います。
だとしたら仕方ない! 仕方ないんだけど1組ずつしか利用出来ないのに21時以後サイレントタイムなのでシャワーの利用は控えるべきと自分は思いこんいたので、時間的にタイトに感じます。
シャワー棟はキャンプ場から離れているので、サイレントタイム以後でも利用しても良かったのかな?

このあたりは管理人さんに聞いておけば良かったと反省。

こうして自分がシャワーの順番待ちをしている間に雨が降ってきたようです!?
自分のサイトに戻ってきたら椅子やテーブルを車の中にしまったりと、バタバタとしながらもサイレントタイム前には就寝準備完了!
他の方々はサイレントタイムを過ぎてもガヤガヤしていたけど、うぅ〜ん仕方ないんじゃないかなぁ?
だって17時からチェックインなんだから、そもそものスタートが通常よりも3時間遅いわけです。

もちろんそれを承知で利用しているのだけれど、ビエンナーレ特別プランの間だけは1時間くらいサイレントタイム等を遅らせた方が良いような気がしますね。

時折雨脚は強くなるものの土砂降りがずっと続くというほどではなく、風もほぼ無風だったので不安はありませんでした。
明朝はよく晴れてテントが早く乾いてくれないと、撤収が大変だなぁ〜などと思いながら眠りにつきました…
一夜明け残念ながらスッキリしない天気。

写真だとわかりにくいのですが、もっとガスっていました。

ほとんどの利用者は起きていないようなので6時まで待って、それから朝食の準備。

とにかく時間短縮を狙ってパンとスーパーで買ったサラダのみという簡素な朝食です。

朝食を終えたら、とにかく先ずはテントを拭く!
雨に濡れた外側はもちろんですが、結露がかなりついたので内側も念入りにやらざるを得ません。
暑さ対策のために持ち込んだポータブル電源と扇風機でも乾かします!
ちなみに標高約600mに位置するキャンプ場なので、格別涼しいとは言い難いがそれでも都心よりは2〜4℃くらいは涼しいんじゃないかな?
ただし雨の心配があったので締め切っていたせいで、テント内は屋外よりも2℃くらいは暑かった。
ある程度テントを吹いたらしばらく乾燥待ち

8時を回った頃には晴れ間も差してきて、まだ少し湿っていたけどポリエステルならばなんとか許容範囲内だろうと、完全撤収開始!

すると外から元気な声で「おはようございます!」と可愛らしい声が聞こえてきた。
キャンプ場管理人さんご夫婦のお嬢さんだ!
「あげる」と一輪の花を妻に渡してくれた。

これは元気100倍ですっ!!

あっという間に9時には撤収完了!!!
ほとんどの利用者も9時ごろには撤収してキャンプ場を後にした。
このまま目の前の伊参スタジオを観覧しようと考えている自分達夫婦は30分ほど時間が空いてしまった。
改めてこのキャンプ場を眺めてみる。
全てのサイトは砕いたレンガの小砂利が敷き詰められていて、ややゴツゴツはするが水捌けはとても良好です。

ペグの刺さりは良好で、ソリッドペグでもアルミVペグでも何でも大丈夫!

緑も豊富で元校庭の割には雰囲気も良い。
今回我が家は校舎裏手の炊事棟まで毎回行っていたが、実は受付棟のすぐ脇にも水道は有る。
食器を洗ったりには使えないようだが、ジャグに水を汲むくらいなら問題無い。
他にはトイレも仮設タイプだがある。
非常に綺麗に手入れされているので、自分は小ならば毎回こちらを利用していた。
これらの施設も上手に活用すると利便性がグッと上がる。
ビエンナーレ期間は使えないそうだが、石窯のレンタルなどもあってこれも面白そうだ。
いくつかの問題点も感じたが、2023年の6月に開業したばかりでまだまだ改善の余地がたくさん有るという事だと思う。
現時点でもかなり良いキャンプ場なのは間違いありません。
ご家族で運営されている小規模なキャンプ場だが、ファミリー経営ならではの気持ち良さが感じられ、あの方々ならばこれから更に良くなるキャンプ場だと思う。

今度は慌ただしいビエンナーレ期間ではなく通常期に訪問したいと告げて、キャンプ場を後にしました。

そして目の前の校舎で、ビエンナーレ鑑賞です!(笑
中村mather美香 「あの時一緒にいられたら。2020-2023」
作家さんご本人が在廊されていたので、色々と解説をしてくれて非常に感動した作品です。
県の重要文化財に指定されている古民家「やませ」に移動して
山形敦子 「消えゆく土地の記憶」
浅野愓晴 「異形の食卓」
滝沢礼子 「風・光 Scenely」
西島雄志 「神鹿」
四万温泉エリアに移動して
いくらまりえ Hello
ビエンナーレの会場ではないのですが、四万温泉内にある湯治ホテルLULUD内のギャラリーで展示されている
西島雄志 「吉祥」
今回のキャンプレポートは、現代美術(コンテンポラリーアート)に興味の無い方には「キャンプに関係の無い情報を紹介するな!」とお叱りを受けそうな内容ではありますが、この中之条・伊参地区はビエンナーレと深い関係性のある地域ですので、地域情報の一面と捉えご容赦ください。
何よりも非常に凄いエネルギーでこれらの作品を制作展示している作家さんの思いが少しでも伝わればと思い、今回はこのような記事とさせていただきました。
少しでもご興味を持たれましたら、是非現地に足をお運びいただきご高覧いただければと思います。

その際には伊参オートキャンプ場のご利用も併せてお考えいただければと思います。

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